空き家の維持費は大体いくらかかる?
みなさん、こんにちは。
近年では空き家問題というのが社会問題化していて空き家を所有している方はその管理が急務となってきています。
空き家を所有しそれを維持していれば当然ながらその管理費用つまり維持費がかかってきます。
急に遺産相続などで空き家を譲り受けた場合はその維持費がどれくらいかかるか見当もつかないのではないでしょうか。
そこで今回の記事では「空き家の維持費用」について解説していきます。
是非参考にしてみてください。
維持費用に含まれる税金について
空き家を所有していると2種類の税金がかかります。
それは「都市計画税」と「固定資産税」です。
これら2つについての内容を説明していきます。
「都市計画税」とは市街化区域に位置する建物や土地に課される税金です。
市街化区域は都市計画でもう市街化された地域あるいは将来的に市街化される地域のことを指します。
続いて「固定資産税」ですが、これは不動産に課される税金です。
不動産を所有し続ける限り固定資産税を支払い続けなくてはなりません。
これら2つ合わせて税率は年1.7%です。
つまり空き家の価値が500万円である場合は合計85万円の税金がかかるというわけです。
火災保険と光熱費
一般の住宅では当たり前のように火災保険が加入されているし、電気やガスそして水道も何不自由なく使うことができますよね。
空き家でももともと誰かが住んでいたわけですからこれらの費用がおのずとかかってきます。
火災保険では空き家に対して補償の対象外となるケースもあります。
この場合保険料を支払っていたとしても保険金は下りないことになるのでその空き家が加入している火災保険をしっかり確認する必要があるでしょう。
管理代行を依頼するならその費用も発生します
空き家の管理代行を依頼している場合は維持費用として発生します。
空き家管理代行サービスは業者によってその費用はまちまちではありますが、相場では月あたり5千円から1万円程度のようです。
ですから年間で6万円から12万円程度かかる計算になります。
まとめ
空き家の維持費用には税金のみならず保険料や光熱費そしてその管理代行費用がかかってきます。
空き家の資産価値によっては年間で100万円以上の維持費になってしまう場合もあります。
しかし空き家を放置すると固定資産税は上がっていきますから、定期的にメンテナンスする必要があるわけです。
空き家の定期的なメンテナンスができないといった場合は「空き家管理代行サービス」を頼んでみるとよいと思います。