空き家は一軒家だけでなくマンションも急増
みなさん、こんにちは。
最近では空き家問題が社会問題化していますが、それは一軒家に限った話だと考えている方も少なくはないでしょう。
しかしこの空き家は一軒家のみならずマンションにも実は当てはまる話なのです。
今回の記事では意外と知られていない「マンションの空き家事情」に関して説明していきます。
マンションの空き家を保有している方も他人事ではないということを考えるきっかけにしてほしいと思います。
意外と多いマンションの空き家
2008年に総務省はこんな調査結果を発表しました。
この年の空き家戸数は757万戸あり、そのうちの6割にあたる462万戸が実はマンションであったという報告を出しました。
我々の感覚では圧倒的に一戸建ての空き家が多いと思いがちではありますが、実際はマンションのような共同住宅の方が多いのです。
どうしてマンションの空き家化がここまで進行しているのでしょうか。
マンションのような共同住宅には「管理組合」というものが存在します。
この管理組合は基本的にマンションの住民が参加するものですが、空き室があまりにも多くなるとこの管理組合が機能しなくなっていきます。
それに伴って管理が行き届かなくなってしまって結果的に借り手の減少という悪循環に陥ります。
他にも投資用のマンションとして購入した場合、そのマンションの所有者が遠方に住んでいて管理が十分に行えないということもマンションの空き家化の原因としていわれています。
他人事ではないマンションの空き家
マンションの空き家化は実は他人事ではないのです。
マンションが空き家化し、そこがスラムのような無法地帯となる可能性もあるのです。
スラム化によってその周囲の治安が悪化し、安心に暮らすことさえ困難になってきます。
だったらマンションを壊してしまえと考える方もいますがなかなか一筋縄ではいかないのです。
というのもマンションの構造の頑丈さやその解体費用を誰が負担するかで揉める可能性があるからです。
一軒家であれな所有者は1人ですからその人が費用を負担することになりますが、マンションのように多くの人が莫大なお金を支払って部屋を所有している場合はそこには複数人の所有者がいるわけですからその間で費用負担を巡って争いが発生するのです。
まとめ
空き家の中でもマンションのような共同住宅がその過半数を占めます。
管理が行き届かなくなってマンションが空き家化していきますが、所有者の利害関係等の事情から解体も進まないのでマンションが空き家化が大きな問題となっているのです。
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